創業融資の際に日本政策金融公庫の融資担当者が重視するポイントとは?
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2回目のコラムでは日本政策金融公庫の融資担当者が重視するポイントについて書いていきたいと思います。
- 創業計画書
- 自己資金
- 証拠書類
- 人柄
1.創業計画書
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公庫の融資担当者との面談は、この創業計画書を元に進めていきます。
そのため創業計画書の内容はすべて大事!
超重要です!
その中でも特に重要な3点をまとめてみました。
①創業の動機
公庫の融資担当者はこの創業の動機から事業に対する、あなたの熱意や
本気度を見ます。
ただ「儲かりそうだから」
「友達に勧められて」という軽い気持ちだけだと、
「経営が傾いた時に返済できるのだろうか?」
「すぐに辞めてしまうのではないか?」と融資担当者に思われてしまいます。
公庫の融資担当者も人間なので、あなたの事業に対する思いはもちろん、
経験や
スキル、
実績などアピールすることで、
応援したいという気持ちが生まれます。なので、あなたの言葉で伝えられるようにしっかりと準備をしておきましょう。
創業計画書のフォーマットをご覧になるとわかりますが、創業の動機の記入欄は4行しかありません。
「これだと思いの丈をぶつけることはできないよ!」と思う方もいるかもしれません。
基本的には面談で公庫の担当者と話し合いを進めていきますが、上手く伝えられる自信が無いという方は、
A4で1枚に収まる程度に創業の動機を作成してもいいでしょう。
②経営者の略歴等
ここから融資の担当者が見るのは、ズバリ
経験です!
事業の経験が全くない人にお金を貸そうとはまず考えません。
日本政策金融公庫の融資では
一定期間その業界での経験が求められます。
共同経営者の方が経験を積んでいる場合、考慮してもらえる場合がありますが、未経験となると厳しいかもしれません。
③事業の見通し
資金繰り表をわかりやすくまとめたものと考えてもらえばいいでしょう。
やはり公庫の融資担当者は
「遅れることなく返済できるか」
ここを
重要視しています。
事業の将来の見通しが曖昧だと、いくら素晴らしい熱意や経験があったとしても、
「返済できるか分からない会社にはお金を貸すことはできません」と断られてしまう可能性もあります。
それを回避するためにも会社の現状を十分に考慮した事業の見通しを作成しましょう。
公庫の融資担当者を安心させるためにも、
「何を買うためにいくら必要なのか」
「売上の目途はどれくらいなのか」など
お金の使い道・流れはハッキリさせましょう。
2.自己資金
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参照元:創業計画Q&A|日本政策金融公庫
創業融資を受ける際に、自己資金は必要になってきます。
日本政策金融公庫が出しているデータを参考にすると、自己資金がどの位必要になるのか知ることができます。
300万(自己資金)/700万(融資など)なので、 融資希望額の 40~50% は自己資金を用意できるように準備を進めましょう。
もちろん自己資金が不足していても、
○素晴らしい事業内容 ○売上のエビデンス書類 ○これまでの経験や実績など
カバーできる要素は他にもたくさんあります。無理のない経営を行うためにも コツコツと自己資金を蓄え 、準備を整えていきましょう。
3.証拠書類
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証拠書類というのは、
売上や仕入の請求書、公共料金など
の支払をした領収書、通帳などです。
日本政策金融公庫の融資では、こういった証拠書類の提出が求められます。
例えば、
「事業の見通しに書いてある売上は本当に存在しているのか?」
といった疑問をこれらの書類から確認します。
公共料金などの支払領収書からは
「毎月遅れずに返済しているか」
を公庫の融資担当者の方は見ています。
また、融資の使い道として不動産などの賃貸がある場合は、
仮契約書の提出
が求められます。
こういった書類はもらうまでに時間がかかる場合もあるので、事前の準備を怠らないようにしましょう。
4.人柄
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創業して間もない頃は実績もないので、例えば、通帳を見て 「キチンと支払いをしているので、貸しても返済してくれそうだな」
「事業のためにコツコツ貯金して本気で事業をしたいんだな」と人柄が見られます。
公庫の融資担当者はプロなので、取り繕ってもバレてしまいます。
あらかじめ準備を整え、面談では担当者と会話を楽しむ位の気持ちで臨めるようにしましょう。
以上が創業融資の際に日本政策金融公庫の融資担当者が
重視するポイント
でした。
他にもポイントはたくさんありますので、今後のコラムで紹介していければと思います。
日本政策金融公庫からの融資をお考えの方はぜひコラムを参考にしてみてください。
当事務所では日本政策金融公庫からの融資に力を入れています。
創業計画書や資金繰り表作成のサポートや面談への同行など各種サポートなどもしておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
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